「英語の話しかた」に接する

時期をはっきり覚えていないのですが、中学校から高校に上がる頃であった本が、同時通訳の草分け國弘正雄先生が書かれた「英語の話しかた」(サイマル国際英語)でした。

 

「教科書をひたすら読め!、そして覚えろ」というメッセージで、「あ、これで良いんだ」とストーンと迷いが振り切れた感じがしたことを覚えています。人生を変えた本のひとつかもしれません。

 

後に國弘先生に直接お会いする機会がありました。感謝をする機会があった大変幸せだったことを覚えています。その際に、最初の先生の発した英語が"What is your country?"だったという話をうかがいました。

 

確か、戦中の話でした。

神戸の捕虜収容所で、鉄条網越しの捕虜に「お国はどちら?」という質問をされたのです。それに相手が"Scotland"と答えて、「自分の英語が通じた」と。この時の感激が、後の英語の大家をつくったと解釈しました。記憶が間違っているかもしれません。

 

「お国はどちら?」は"Where are you from?"ではないの、とつっこむのはお門違いです。