私の英語事始め 美人先生とかわいいお姉さんに会うのがインセンティブ

私が始めて英語に触れたのは、小学校6年生の時でした。
なぜか母親が、ある高校(か中学)で英語を教えている美人先生が開かれていた塾に、強制的に押し込んだのです。私が入ったクラスは、中学校1年生の補習クラス的なものでした。教科書を持っていないのは、私だけで、他の人たちは、みんな中学校の教科書を持って来ていたように思います。
教材の中に、ソノシートという薄っぺらいレコードのようなものがありました。プレーヤーの上で、先生がそれを動かすと、始めて聞く英語の発音が耳に入ってきました。
その後、そこで聞いた文章を先生の後について復唱するのですが、その先生の発音が、ソノシートから聞こえた英語に非常に近いものだったのです。初めてついた英語の先生の発音は、今考えると、日本人の英語教師としてはぴか一だったようです。
その後、私がその教室に通うインセンティブは、その美人先生に会うことと、1年上のかわいいお姉さんSさんに会えることでした。そのSさんは、この塾のクラスでは、抜群の実力者で、彼女よりいい成績を取りたいという気持ちも、だんだん強くなってきました。
これが私の「英語事始め」だろうと記憶しています。その前後で、近所の高校生のお兄さんに、アルファベットの綴りを教えてもらった記憶があります。
舞台は、山口県の田舎街。中学校では、広島の中学校に転校しました。

 

(続く)