"Steve Jobs"を読み終えて。。。

アマゾンのKindleをiPhoneにアップしてから、英語の本をしこしこ読むのが楽になってきました。そして、前々から読もうとして、ここ10日ばかり読んでいた"Steve Jobs"を読み終えました。


沢山沢山感慨はあるけれども、一番印象に残ったのは、彼が病気のことをあまり公にしなかったことに、世論が非常に厳しかったという記述。


コーポレート・ガバナンスの考え方は、上場企業で、その業績や株価に影響を与える重要な情報("material information")を公表しないのは、許されない行為だという考え方。プライベート事項として多くを公表しようとしないSteveに対し、アップル社のボードの中でもそれは不適切だとの指摘もかなりあったようです。


トップのいうことは金科玉条かつ、病気をひた隠しして最後まで頑張ることを尊ぶ国とは、やはり文化が違うのだと感じました。この国から持ち込んだ「コーポレート・ガバナンス」が日本に根付かないのは、このまさに文化の違いにあるのだとも。


その点、Steveは、日本的な一面を持っていたとも言えるのでしょうか?