学生のプレゼンテーション

大学の講義で、期末テストを「プレゼンテーション」にしました。昨日がその日。


これまでの講義では、プレゼンテーションの導入部分にかなり時間をかけて指導してきたところ、ほとんどの学生がその部分だけを喋る結果に終わりました。


名前、歳、出身地、学年、学部、専攻等です。


準備期間は、2ヵ月程。ここだけはしっかり喋る学生も多くいました。これだけでも成果だったとしなければなりません。


内容に立ち入って学生は少なく、英語も稚拙だったけれども、触れた内容は、良いスピーチにつながるものを持っていました。趣味へのこだわり、家族への思い等。趣味以外にあまり選択された内容が少なかったのは、残念でもあり、驚きもありましたが。「まだ、他にも喋ることはあるだろう!」と。


多くの学生は、何も準備せずにこの講義に臨んでいます。「点数はつけない」と言って「日本語でも良いから、自分をアピールしようとすると、どんなことを喋るか」ということで、喋らせると、結構内容の面白い話が出来てきます。


来年は、この経験、反省を活かして、「まず内容を日本語で固める」「英語で内容をしっかり書かせる」「発音、イントネーションを含めてプレゼンのかたちを作る」という手順で、学生に、将来英語でプレゼンをする時の雛形を授業の中でプレゼントできるものにしたいと思いました。同時に、良いプレゼンも多く見せたいですね。