英語教育の現場から

今年度の大学の講義が始まりました。

昨年度は、2クラスの担当でしたが、今年は水曜日の4コマ。学生は約100名。朝からずっと立ちっぱなし、話しっぱなしです。この25日は、今年度3回目の講義でした。

第1回目の講義でアンケートをとり、「英語が出来たら、どんなことがしたい」という質問をしたら、学生の答えは、次のようなものでした。

・外人と話がしたい
・海外旅行したい
・留学したい

これでも良いんだけど、この後2回の講義(計8回)を終えてみて感じるのは、この「英語ができたら、何がしたい」という問題を3回ぐらいかけてやっても良いのかなという気がしています。

というのは、「どうしても英語を身につけなきゃ」という意気込みがほとんど感じられないのです。

英語学習は、言ってみれば生活のための道具の使い方を学ぶものですから、生活の中で、何を実現したいかということが明確になっていないと、道具の使い方をいくら教えても、前向きに覚えようという姿勢は生まれません。

英語に限らず、大学では、もっとこの部分に多くの時間を費やすべきかなと、つくづく思います。
やる気のない学生に教えるのは、本当につらい!(全員がそういうわけでは、もちろんありませんが。。。)