TOEICについて

企業の英語研修に関わるようになってから感じていることですが。。。

 

TOEIC万能主義は、排すべきだと思います。

 

ビジネスの考え方が、合目的的に「目的地に最短の距離、時間で到達すること」であるとすれば、TOEICで社員の英語力を計り、英語運用能力を引上げようとするのは、その「最短距離、最短時間」の考え方とは矛盾すると思うからです。

 

今、ビジネスですぐに必要とされる最重要技能は、メールを「書く」力と、交渉するために「話す」力です。TOEICの標準テストは、この「書く」力と「話す」力を直接的に評価するテストではないのです。

 

したがって、TOEIC900なのに、ほとんど書けない、話せない社員が続出ということになるのです。加えて、最近では「TOEIC対策」が盛んです。この「対策」でかさ上げされた点数は、実は英語の運用能力が伸びた故ではなく、「TOEICの点数を上げるための方法を知った」が故にもたらされるものなのです。

 

合目的的精神の経営者ならば、社員の英語研修=TOEIC対策とするのは、お金の無駄遣いだと、早く気がついて欲しいと思います。

 

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