英語本のタイトル

 たまたまですが、「「回転すし」を英語で言えますか?」というタイトルの本を見つけました。私は、この手のタイトルに抵抗を感じます。

 

 もし、「あなたが通訳ガイドを目指すなら」という言葉が、冒頭についていれば、許容範囲かなと思います。つまり、どんな表現を英語でできるようになるかを目指すかは、人それぞれに違います。日本人だれもが、「回転すし」を、外国人に詳しく伝える必要はないわけで、通常は、"a sushi restaurant"と言えば事足りるはずなのです。

 

 回転すし(これは、通常「回転ずし」というのではないでしょうか?)と、一般の寿司店で、何がどう違うかをしっかり伝えなければならない場面など、そう多くの人に求められることはないでしょう。身の回りにあるからといって、それを全部言えなければ英語の勉強がしっかりできているとは言えないと言われれば、相当英語を勉強してきた人間でも、皆勉強不足ということになってしまいます。

 

 本の出版元は、売れそうなタイトルを付ける傾向にあるので、この本のタイトルも、そういう背景があるのかなと思ったりしますが。。。

 

 ここまで書いてきた理由と同じ理由で、英語本のタイトルで私が抵抗を感じるのは、「ネイティブはそう言わない」「ネイティブには、その英語、理解できない」と、ネイティブ並みの知識がなければダメ的なメッセージがタイトルになっているものです。

 

 反対の極に、「英語なんて、単語だけ並べればOK」的な本も、あまりに独善的だと思います。可能な努力をしないでおいて、「分からないのは、英語が悪い」とか、「日本人なのに何で英語を使わなくてはいけないのだ」というのも、今の客観情勢を考えると、現実的でなく、やや身勝手な議論のように思えます。

 

 本のタイトルには、「ここまではネイティブでなくても理解できるから、頑張ろう」的なメッセージを付けてもらいたい。その方が元気が出る。と思っています。「ネイティブじゃないと。。。」と言われると、折角の勉強意欲も削がれるように思うのです。皆さんのご意見はいかが?